世界最高選手とのマッチアップする日本人
Inter Movistar No.32
山田凱斗
今回のRODA Española TOURの重要な人物である。
山田凱斗 23歳 静岡県出身
高校卒業後、Fリーグの舞台に立ち、アグレミーナ浜松、Fリーグ選抜やバサジィ大分を経て4年間プレーをしたのち海外への挑戦に至る
フットサルの聖地であるスペインで第一線で戦っている彼の姿を目にしなくてはならない。RODAは使命感ともいえる思いを抱いた。
日本人がLNFS1部で選手としてプレーしているなんて本当にすごいことだ。
会場に着くと、なんと山田選手のユニフォームを着た子供がいた。
思わず、声をかけ一緒に写真を撮った。
この時点でチームでの主力なんだと思わされた。
そしてファンが本当に多い。それは僕も山田選手と話して多い理由が分かった。
それは後ほど語ろう。
個人的なハイライトの1枚がこれだ。
この試合のすべてを山田選手が表現している。
ユニフォームが破けそうなばかりにお互いが体をぶつけあっている。
フットサルというスポーツが改めてこんなにも激しくて泥臭いものだと。
そして、なんといってもあの世界一のPIVOといわれているフェラオ選手とバチバチにやりあっているのだ。
その場面を見ただけでもスペインに来た甲斐がある。
フェラオ選手が山田選手のプレスにたまらず、リターンパスをした際の Inter Movistar のサポーターの大歓声は、最高だった。
スペイン語はわからないが
『カイト!よくやったぞ!!』
絶対にこう言っていただろう。
結果は5-2で快勝だった。
そして後日、なんとプレーオフを控えた中で Inter Movistar の練習を見学させてもらえることになったのだ。
またとないチャンス。
緊張感ヒリヒリの中で選手がプレーをしておりこちらも緊張を隠せなかった。
練習後に山田選手にインタビューをさせてもらい、色々聞かせてもらった。
Q なぜ海外でチャレンジを決めた?
A 日本で様々な経験をして、それなりに結果を出しても日本代表に選ばれなかった。
日本だと限られた環境というのもあり、選手としての成長・考え方の成長としてもいいんではないかということで海外への挑戦を決めました。
Q Inter Movistar に所属して感じたことは?
A 僕が入る前の印象は、やっぱりすごいBIGクラブだと思っていて、サッカーでいえば、ラ・リーガのバルセロナ、レアルマドリード、アトレチコマドリードみたいな。
FUTSALでゆうと、バルセロナ、インテルモビスタ、エルポソ、っていうその3つクラブがあると思っているので。
そういう意味で入る前のイメージっていうのは、すごいデカいから、ファミリー感はどうなんだろう?アジアだしみたいなところで、
色んな不安も正直あったんですけど、いざ入ってみると、みんな優しいし、ここにいる選手って人としてちゃんとしてるからだと思ってて。僕はそういう意味では本当に良い選手と良いスタッフに恵まれて
初めなんてスペイン語もわかんない中で、助けてもらってここまでやれてるのかなって思います。
Q 日本とスペインを環境など比べてどう感じた?
A 僕は4年間日本でプレーした中で、満員の会場って正直数少なくて、あれだけ観客が盛り上がって。
正直コロナ渦もあって無観客もあった中で、それでもスペインはあの熱量なんですよ、多分この会場3000人とか入ると思うんですけど。
全員が盛り上がって、プレー1つで拍手が起こって、相手のファールでブーイングが起こって、パワープレーしたら指笛でめっちゃうるさくなってみたいな。
そうゆう環境って日本では味わえないので、そうゆう意味ではすごい充実してる試合だったかなって思います。
それこそブラジル代表のフェラオ選手とか初めて戦った中で、やれない感覚もなかったってゆうか、もちろんすごい上手いし、やられる場面もあるし全部が全部じゃないけど通用しないわけでもなかったってとこで、自信にはなっています。
僕はスペインリーグを渡り歩いてるわけでもないので、ここの環境しか語れないんですけど、日本では、浜松、Fリーグ選抜、大分、計3チーム在籍した中で、インテルモビスタってBIGクラブと比べた時にまずこの練習場をちゃんと自前で持っているとゆうところであったりだとか、ロッカーにちゃんと個人の場所があって荷物は置いとけて。
練習来る時ってみんな基本何も持ってきてない選手が多いんですよ、多分それ出来るのって今、名古屋とかそういう限られたクラブになってくると思うんですよ。
まずその選手の環境面が良いってとこ、で試合見てもらったら分かったと思うんですけど、そうゆう観客、数とか熱ってとこでも、
この前のバルサ戦ってやっぱ、クラシコって呼ばれるレベルなんで、盛り上がったのは間違いないですけど、盛り上がったらあそこまで行く熱量がスペインリーグで。
頑張って頑張って盛り上がった日本のFリーグと比べると、どうしても物足りなくなってしまうってとこはあるので。
スペインと日本の差はそういうところもあるのかなとは思います。
ずっと気になっていたシューズについても聞いてみた。
Q Desporteとの関係は?
A 自分の住んでた地域の近くにDesporteの施設がそのタイミングで出来て、で2コ上に兄が居るんですけどその兄が始めるってタイミングで僕も一緒に小学校2年生から
フットサルを始めました。
クラッキスという静岡県の清水町にあるチームです。
僕が小学校の時に教えてもらってたのが、篠崎選手で、ずっと教わってて、シノコーチが目標でFリーガーになりたかったってゆうのがあったんで、すごい影響を受けた。
その縁もあり、Desporteにはサポートをしてもらっています。
ベースはボアビスタを採用し、山田選手オリジナルカラーで刺繍で名前が入った仕様である。
Q このモデルの拘りは?
A 足裏感が良くて、ボアビスタの基本的な機能は変えずにカラーを変更しています。
カラーは2色あってWHT×GLDはやはり金色という優勝や1位という意味合いを込めて映える白をベースにしました。
BLU×SLVはGLDとは対照的にSLVを採用してチームカラーに近いBLUをベースに仕上げています。
Q ぜひRODA×山田凱斗×Desporteでやりたいですね
A ぜひお願いしたいです!イベントなどもやれたらいいですね!
山田選手と話していて感じたことは本当にピュアで、しっかり人と向き合っているということ。
RODAのメンバーを温かく迎えいれてくれ、チームメイトやファンが山田選手を応援したい気持ちが分かる。
僕も山田選手の人間性を見てすぐにファンになってしまった。
彼は人を惹きつける魅力がある。
疲れている中、快くインタビューをしてくれた山田選手。
そして選手のみんながせっかくだしと練習後にわざわざ写真まで撮ってくれた。
Inter Movistar の選手や関係者にも改めてこの場でお礼を言いたい。
本当にみんな素敵な人たちだった。
山田選手と触れ合い、改めてRODAの存在意義を感じることができた。
フットサルはまだまだ可能性を秘めている。
僕らはリアルであり続ける。
VIDA FUTSAL.